生理痛の主な原因プロスタグランジンは天使か悪魔か

天使か悪魔かプロスタグランジン

過去に生理痛の記事などで軽く触れてきたプロスタグランジン

男性には一生経験することができない女性特有の生理痛。どういう仕組みなのか? 僕らは何をしてあげられるのか?

生理痛の主な原因となっている、この厄介ではあるけれども大切なホルモンであるプロスタグランジンは、一体何をしてくれちゃってて、どんな良い活動をしてくれているのか?

痛みの原因とされることから悪いイメージを持つプロスタグランジンは果して本当にワルイヤツなのか?

今回はそんなプロスタグランジンが主役です。

地獄の生理痛を引き起こしてるんだから悪いヤツに決まってるでしょ!

まぁまぁ落ち着いて。
無知なまま責めるのはよくないことだよ

なるほどあんた今回はそういうスタンスね

なぜ生理痛を起こすのか?

プロスタグランジンの重要な働き

まずはプロスタグランジンの大切な働きから知らねばなりません。

生理(月経)を簡単に例えれば、妊娠をする為に子宮内に部屋を作る作業と妊娠しなかった際に作った部屋を壊して外に排出する作業です。

もちろん最大の目的は子供を作る為ですが、それが成されなかった時、やむを得ず次のサイクルに備えて部屋を破棄するわけです。

いくつか過去記事を引っ張り出しますが、まずは大まかな生理の仕組みを。

男でもわかる生理の仕組み。男だからこそ知っておいて欲しい生理のこと。ツライのは僕たちではなく彼女達なのではないか。

生理サイクルの中で、黄体ホルモンなるプロゲステロンが、子供を育てる為の部屋に最後の仕上げをしているのが黄体期。

プロゲステロンによる部屋の総仕上げと同時に、陰で働くプロゲステロンは様々な別の準備もしています。

基礎体温を上げる、水分を溜めて出さないようにする、妊娠していた際に流産しないように子宮の収縮運動を抑える、などなど。

これによって黄体期(いわゆる生理前)には便秘気味になったりおならが臭くなったりむくみやすくなったりと女子にとってはあまりうれしくないことが色々と起こるわけです。

彼女や奥さんのおならがいつもよりも強烈に臭い気がする……。 そんな経験、ありませんか? いやちょっと導入に無理がありま...

そして、黄体期の現象の中でプロスタグランジンの頑張りをわかり易く捉えられる現象が、子宮の収縮運動の部分。

生理前は流産などを防ぐために収縮運動を抑えていたのですが、生理が始まったら今度は必死に使われなかった部屋(子宮内膜)を外に出さなきゃいけません。

そこで、収縮運動を今度は活発に起こさせるべく活躍するのがプロスタグランジンなのです。

そらかかれやかかれ!

と声を張り上げ子宮を動かしいち早く経血と共に子宮内膜を排出させる。

その為にプロスタグランジンは必死に働いてくれているのです。

天使でした!

頑張りすぎると痛みとなる

さてプロスタグランジンが生理に欠かせない収縮運動を促すホルモンであることはわかりました。

では痛みはどうして起こるのか?

それは、プロスタグランジンが分泌され過ぎちゃうからですね。

過剰にプロスタグランジンが分泌されてしまうと、必要以上に子宮が収縮し、僕ら男性にはわからない、相当痛いと言われる痛みが女性達に襲い掛かるわけです。

さらに、プロスタグランジンは炎症を起こしたり、血管をも収縮させて血行が悪くなったりもします。

当然血の流れが滞れば冷えが起こり、足腰のだるさにもつながります。

ちょっと待ってやっぱりコイツは――

悪魔でした!

タイミングも神懸かってるプロスタグランジンさん

痛みが強くなる原因は他にもあります。

それは、プロスタグランジンが分泌されるタイミング

前述の通り、生理が始まるのに合わせてプロスタグランジンが分泌されます。

生理前の黄体期は黄体ホルモンであるプロゲステロンの効果で基礎体温も高い状態。

それが、生理が始まると基礎体温も下がっていきます。

そこに、血行を悪くするプロスタグランジンの作用も乗っかり最凶に冷えやすい状態に。

実はプロスタグランジン自体にも痛みを起こす作用があり、血行の悪くなった子宮付近でプロスタグランジンが流れずにとどまるようになってしまうと、それだけで痛い。

さらに子宮も必要以上に収縮しまくってめちゃくちゃ痛い。

あんた悪魔や! とんでもない悪魔や!

謎多きプロスタグランジン

良い作用だけでなくやはり悪い作用ももたらすプロスタグランジン。

本当に難しいホルモンで、非常に多くの作用を身体に起こし、良いと思われる作用も沢山あり、またその反面悪いと思われる作用も沢山あり謎だらけです。

実はプロスタグランジンに限らず、女性ホルモンであるエストロゲンもプロゲステロンも、というかホルモンはほとんど全てと言ってよいぐらい、完全にその作用の全容が解明されているものは無いのです

人体は宇宙なのです。

そして、個人差の非常に大きい生理ですが、生理痛がひどい女性とそこまでひどくない女性の差もまた、解明されていないのです。

そう簡単に解られてたまるかよ! っていう人体の意地を感じる

もうちょっとわかり易くしてくれれば生存率とか劇的に上がったりしそうなものだけどねぇ

プロスタグランジンに対抗するには?

ではプロスタグランジンと戦う為にはどうすれば良いのか?

まずは、冷えないようにすること。

特に下半身ですね。

冷やさなければプロスタグランジンが出なくなる、というわけではありませんが、血が滞ってプロスタグランジンがとどまったりせずに済むだけでも効果大。

女性が生理痛やPMSに苦しんでいる時、男性は無力です。それでも何かしてあげられたら。そんな時に女性に出してあげられたら喜ばれる、生理痛やPMSを軽減するぽかぽかする飲み物、リラックスできる飲み物をご紹介。

温かくしてもダメな場合は、鎮痛剤系の市販薬という手もあります。

奥の手感はありますが、みんな大好きロキソニンは伊達じゃない。

彼女や奥さんが生理痛で苦しんでいる時、男性にできることというのは少ないです。 女性の望み通りに行動してあげることが最良なのは...

そして、最後に絶対に肝に銘じておかなきゃならないのが、

規則正しい生活と睡眠。

これはもう生理だろうがなんだろうが大切ですよね。

一番難しいんですが。

まとめ

想像以上に天使であり悪魔であったプロスタグランジン、少しは理解が深まったでしょうか?

まだまだ未解明な部分が多く、根本的な対処法というのも確立されていないのが恐ろしいところですが、かといってこれが分泌されなくなると困るのが歯がゆいところ。

プロスタグランジンの分泌量がどのような場合増えてしまうのか、というのが今後わかるようになれば、痛みから解放される女性達がぐっと増えるはず。

ストレスや睡眠不足など、原因になるかも知れないと言われるものは多々あれど、このプロスタグランジンの分泌量とストレスなどとの因果関係に関しては根拠が不十分なのだそうです。

こればかりはお医者様方、そして研究者の皆様に期待して待つほかありませんね。

尚、日常生活に支障を来すレベルで生理痛が痛い場合、または長く痛みが続くような場合は、病気の可能性もあるので早めに婦人科などを受診しましょう。

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なるほどね。プロスタグランジンばかりは自分の経験値もかなり重要になりそうだね

やっぱり痛くなる時はわかるものなの?

根拠不十分だとしても、やっぱり疲れてたり寝不足だったりするといつもより痛くなりやすい気はする

本当に早く色々と解明されるといいね