
生理がこない。
女性にとってはかなり不安で、男性にとってもちょっとぞっとする状況です。
もちろん、妊娠をする為に性行為をし、子供が出来るのを待ち焦がれている夫婦などにとってはこれ以上ない喜ばしい出来事ですが、そうでない方にとっては事の重大さを改めて認識する良い機会であると同時に下手なホラー映画よりも恐ろしい出来事であるかも知れません。
今回は、そんな彼女や奥さんからの「生理がこない」と言われた時、冷静に考えられるいくつかの知識を勉強したいと思います。
ある程度のズレは慣れてるけど、ガッツリ数週間遅れたりすると流石に焦るんだよ
特に若いカップルなんかはオソロシイだろうね
目次
なぜ生理周期がずれるのか?
なぜ生理周期がズレてしまうのか、その原因を探っていきましょう。
年齢によって不安定な時期がある
初潮が始まるのが平均で12~13歳頃。そして閉経が50歳前後に訪れます。
そしてその間ずっと生理と付き合うことになるのですが、やはり生理が来始めたばかりの頃は不安定であることが多いようです。
年齢別生理の特徴の記事にまとめてあるので読んでみて欲しいのですが、やはり生理が始まったばかりの、10代の内は生理自体が不安定で、経血量が毎回違う、激しい痛み、周期の大幅なズレ等が比較的起きやくなっています。
だからと言って、
「おれの彼女は10代だからそれで生理がこないだけだな。よかったよかった」
と思い込むのは当然危険です。
心当たりがあるようでしたら、妊娠している可能性も充分あります。
何らかの病気にかかっている可能性
生理がこない、という生理周期がズレる現象は女性に聞くと「割とある」ことではあるようですが、あまりにもこない、また逆に生理周期の間隔が異常なほど短い場合は、病気の可能性も出てきます。
無月経(そもそも生理がこなくなってしまう)であったり、生理不順(周期が定まらない)は何らかの病気にかかっていることのサインである場合も多いので、できれば婦人科を受診するようにしましょう。
激しい運動によって生理がこなくなる可能性
他にも、激しい運動をするような部活動や、激しい運動が仕事のようなものであるアスリート達にも生理がこない状況というのは起きやすいです。
それは無理な体型維持、その為の食事制限、栄養バランスの偏り、ストレスなどなど、複数の要因によって起きてしまう可能性があるのです。
特によく言われるのが新体操などの競技、マラソンなどの陸上競技などです。
マラソンなんかは、ランナーの方々を見るとわかるようにとにかくほっそりとした体型が求められる為、色々と偏ってしまいがちなのですね。
同時に、ダイエットも生理がこない原因になり得ます。
極端な食事制限などを急に行った場合などは特に生理不順や無月経になるリスクも高まってしまいます。
何事もほどほどに、ということです。
意外な原因? ストレスの積み重ね
女性の身体への直接的な原因だけでなく、日々のストレスも十分に生理がこない原因になり得ます。
ストレスのせいで自律神経やホルモンバランスが乱れ、生理が来なくなってしまうのです。
例えば、彼氏・旦那のストレスがたまるような言動、行動だけでも生理がこなくなる原因になっちゃうのです。
実は女性の問題ではなく、男性自身に原因があった、という可能性もありますので、傲慢にならず冷静に振り返ってみて下さい。
あるいはこの記事をきっかけに、聞いてみちゃってもいいかも知れません。
男がストレスの原因になる?
そんなわけないじゃん、ねぇ? ゲッコちゃん
まさにそういう発言がストレスになるから覚えておきなさい
閉経の可能性
年齢が50歳に近い女性であれば、閉経の前兆である可能性があります。
閉経の平均年齢が50歳であるだけで、極端に早い例だと30代後半で閉経となるケースもあるそうです。
流石に30代後半はショックで早すぎると言えると思うのですが、40代に入っている女性は他人事ではありません。
閉経前後5年間は更年期と呼ばれ、いわゆる更年期障害などが起きやすくなります。
なんだか身体が火照りやすい、めまいがする、などなど、30代の時とは違う不調が出始めたら、心だけでも準備しておくべきでしょう。
因みに更年期に差し掛かった際の不調は、ほぼすべての女性に起こるのだそう。
閉経前には生理周期が「とぶ」ようになり、来たり、来なかったりを繰り返し、そして全く来なくなり閉経を迎えます。
そういう意味でも、年齢が比較的若い女性と比べると生理がこなくなる事への感じ方はまた異なったものになるのかも知れませんね。
妊娠の可能性
喜ばしいかパニックかは、それぞれの男女の関係性によると思いますが、妊娠の可能性もあります。
見分け方は個人差がある分非常に難しいのですが、心当たりがすごくあるのであれば素直に婦人科、産婦人科を受診するか、妊娠検査薬を試してみるという方法もありますね。
妊娠している場合、知るのは早ければ早い方が良いです。
知らずにいれば仮に出産をしないという選択をする場合のリスクが上がりますし、出産する場合でも知らずに過ごしていた日々の不摂生が胎児に影響を与えてしまう可能性もありますから。
生理がこない時の対処法は?
では対処法を見てみましょう。
前述のように様々な原因が考えられますが、比較的ご自身で、あるいは男性が一緒になって対処できるとすれば、
食事
ストレス
睡眠
市販薬やサプリなど
でしょうか。
食事に関しては、無理な食事制限はやめて(ダイエットももちろんのこと)、一般的に言われるところのバランスの良い食事をすれば大丈夫です。
〇〇〇を食べた方が良い、などの情報は多々溢れていますが、とにかく大切なのはバランスですので、肉、野菜、炭水化物など偏りなくバランスを意識して食べていれば問題ありません。
次にストレスは、極力ストレスがかかりやすい場所に行かない、男性が原因になっているのであれば少し距離を置いて生活するなど、状況と関係性によって大幅に異なるかとは思います。
次の項目である「睡眠」ともストレスは密接な関係にありますから、なかなかストレスを減らしにくいような環境にいる場合はたっぷりと睡眠をとるようにすることでも改善できる可能性があります。
睡眠は人間である限り欠かせない、とても大切な行動ですから、生理がこないような時などは積極的に睡眠をとるように、早く寝るように心がけてみてください。
それであれば男性も協力しやすいですよね?
あとは、漢方系などの市販薬やサプリメントでホルモンバランスを整えるという方法も考えられます。
生理がこない、ということは女性ホルモン分泌量が少なかったり、偏ってしまっている可能性もあるので、サプリメントなどで改善される可能性があります。
そして最も確実なのは、病院へ行くことです。
恥ずかしいし面倒だしお金もかかりそうだし、と億劫になるのも非常にわかりますが、まず最も安心できるのは医師に診てもらうことなので、どうか頭の片隅には選択肢として残しておいてほしいです。
まとめ
生理がこない、とパートナーが言っている場合、女性はただでさえ不安ですから、男性としては出来るかぎり冷静にしていたいところ。
今回ご紹介した様々な要因と照らし合わせ、ご自身のパートナーがどういう状態にあるか、冷静に判断しましょう。
どのような場合であっても、生理予定日から一か月以上こないような場合は、一度婦人科を受診することをおすすめします。
診てもらって何も問題ないと診断されることが一番良いことですし、何らかの病気が判明したのであればそれも早ければ早いほど良いわけで、医師に診てもらうことのデメリットは無いでしょう(恥ずかしさはありますが)。
不安で居続けることそのものもストレスになっちゃいますからね。
以上、お読み頂きありがとうございました。
ゲッコちゃんは生理こない時どうしてたの?
基本、来るよう祈るかな。でも一回だけあまりにもこなかったことあって、病院行ったよ。安心するってだけでも行く価値はある