
あらゆるところで、女性陣が男性になんとか自らの苦しみを伝えようと、さまざまな例えをしてくれています。
小さなおじさんがお腹で暴れまわってる。
股間をナイフで突き刺される。
子宮を内側から百烈張り手。
などなど。
しかしながら、本当に申し訳ないのですが男にはやっぱりピンと来ないのです。
例えはあくまでも例えであって、結局永遠に生理を経験できない男にとってはどうしたって実感できないのです。
そこでわたくし真剣に考えまして、さらに周りの生理のこと聞けるような関係の女子にリサーチしました。相当キモいと陰で言われてる可能性ありますが仕方ないです。
その結果、あまり重すぎる病気とかでなく、男でも生理痛に近いと言っていいのではないかと思う現象は「下痢」だろう、という結論に至りました。
普段下痢になることがほぼ無いような男性にはわからないかも知れませんが、なぜか僕の周りにはおなか下しやすい男が多いので世界中の男が下痢しやすい率高いことを期待します。
僕超ゲリ野郎だからめっちゃわかる
たしかにあんたよく腹くだしてるもんね
そして僕はオムツをはく
本当に下痢がひどい時は、あぶら汗も出ますし、悪寒もしますし、なんだか身体が重いような気すらしますよね?
思い出してみてください。下痢して悶絶している時の事を。
そして身近なあなたの下痢に、より生理に近いようにするためにこういう特殊でネガティブなオプションを付け加えましょう。
肛門の開け閉めごときではコントロールできない水っぽい汁が勝手に漏れ出る
これは怖いですよ。通勤の電車内とか、バスとか、もうすんごく気になっちゃいます。てか実際謎の下痢汁出ることありますけどね僕は。汚い話で申し訳ないのですが。
「漏れてないかな? 大丈夫かな?」
気になりますね。何をしてても気になります。
ではさらに新たなネガティブオプションを足します。
そういう下痢漏れ状態が一週間続く
地獄ですわ。もう普通に学校生活や仕事なんてしてらんないです。
そこであなたはひらめき、そして恥を捨ててこう思います。
「こうなったら仕方ない。紙オムツで乗り切ろう」
これがまさに女性でいうところの生理用ナプキンですね。
男だって、書いてきたような下痢漏れ予測不可能でかつそれが一週間続くなら仕方ないですよ。少しでも通常時に近づける為にはオムツしなきゃ無理です。
まぁたしかにそういう状況だったらはくかも
疑似ナプキン体験できるね
職場(学校)でも理解されない苦しみ
さぁあなたは無敵の紙オムツをはき、なんとか普通通りに振る舞えるようになりました。
しかし悪寒は続くし、体調も良くない。
それにいつ漏れるかわからない。
オムツだって万能じゃないです。下痢汁の量が多過ぎれば、下手すりゃ横から漏れます。
それに、下痢汁が出る度にオムツの中がなんだか蒸れてきてムズムズする。不快です。
そこであなたは職場、あるいは学校にもオムツを持ち込むようになり、定期的に替えるようになりました。
これでスッキリ爽快!
でも同僚に「あいつ妙にトイレ行く回数増えたな」とか思われてるかも知れない。
でも仕方ない。どうしようもない。蒸れた下痢汁まみれのオムツをはき続けるのは臭いも気になるし漏れも怖い。この苦しみはお前らにはわからんだろうよ!
まさに、女性は男性に対してこう思っているかも知れませんね。
しかしあなたは男性。そして今は下痢と格闘中です。
下痢が続くこと3日。まだまだ下痢は治まりそうにありません。
下痢中のデート
さて、あなたには可愛い彼女がいます。そして今日はデートの約束の日。
あなたが下痢に苦しんでいることなんて全く知らない彼女は、
「ねぇ、今日この前行くって約束してた遊園地行かない?」
と無邪気に誘ってきます。
待ってくれ。今はダメだ。漏れるかも知れないし、ただでさえ悪寒がしてるんだ。
「ごめん、今日はちょっと遊園地はやめとこう」
「えー。そう、じゃあどうする? おうちでまったりする? 最近そういえばしてないし」
いや、まったりも無理だ。こっちはげっそりなのにまったりちちくり合う余裕なんて皆無だ。してない? まさかこんな状況でセックスする気か? ダメだ。確実に漏れる。
もうこれ以上体調不良を隠すのも難しいと思ったあなたは、覚悟を決めて正直に打ち明けることにしました。
「実は今日、ちょっと下痢汁気味でさ。すまんな」
しかし彼女には下痢汁を経験したことがない為、伝わりません。
「そんなの私は気にしないから。ほんとは大丈夫でしょ?男の子だもん、平気平気! じゃああとで行くからねー」
あなたは伝わらない悔しさを噛みしめながらこう思うのです。
お前も下痢汁になれ!
と。
そして僕は一生下痢と付き合っていくことに
その後、なぜかあなたは28日周期でその謎の下痢期間に必ずなるようになってしまいました。
さらに病院へ行ったところ、
「これはですね、男性にはよくある病気でしてね。50歳ぐらいまではずっと同じ周期で繰り返しちゃうんです。頑張ってくださいね」
と医師に言われ絶望します。
しかし、始まってしまったものは仕方ありません。あなたはそれが終わる50歳頃まで、その謎の重い下痢と付き合っていくことを決意したのでした。
めでたしめでたし
超ハッピーエンドだね。背負って生きろ
いやいや勘弁してぇ
まとめ
どうでしょうか? 下痢プラス汁漏れというちょっと下品過ぎる例えではありましたが、女性の生理に似たツラさは少しだけわかるような気がしませんか?
女性は今の例え以上に大変な思いを繰り返しているのです。
ちなみにこの話を僕の妻にしてみたところ、
「下痢じゃ足りねぇよ」
と一蹴されました。
お手上げです。