
生理に関する知識は仮に少しはあったとしましょう。
PMSやら生理痛についてもうっすら知っていたとしましょう。
しかし生理用ナプキン、これについてはどうしても知らない事が多い気がするのです。
仮に生理については時期ぐらいは聞ける仲のパートナーがいたとしても、ナプキンの事を詳しく聞いたり調べたりすることってなかなかできないと思うのです。
ナプキンって言葉だけでそれ以上踏み込んじゃいけないタブー感あるもんなぁ
まぁ、こっちもあんまり言うもんじゃないからね
だってそんな男気持ち悪いですもんね。僕でも引きます。
というわけで、ここで少しでも知ってもらいたいと思います。
生理用品とは何に使うもの?
まず、なぜ生理用品が必要か? というところから。
男でもわかる生理の仕組みの項でも説明したように、生理という現象はサイクルの最後に子宮内膜が剥がれ落ち、血と共に体外へと出ます。
それを何のガードも無しに直パンツしてたら(量の多い少ないに個人差があるとは言え)、毎日生理期間はリュック背負って替えのパンツとズボンを何着も持って行かなきゃなりません。
そこでこの生理用品で下着などを汚れるのを防ぐわけですね。
男性の息子いじりの際のティッシュみたいなものでしょうか? ティッシュ使わずに盛大に空中噴射してる変態さんは知りません。
男のソレと大きくことなる点は、男はしたいときにしてるわけですが、女性の生理時の経血はいつ出るか、本人にも予測できない点でしょう。
コントロールできたらどれだけ楽な事か
さて本題。
生理用品にも種類があります。一般的なのだけ紹介しますと、
タンポン
膣内に直接挿入して使用します。直接入れるが故の最大の利点が、そのまま水泳しても入浴してもOKなこと。
さらに漏れにくく案外違和感もない(膣内の感覚の鈍い位置まで正しく挿入する必要がある)。ただし挿入しているが故に長時間交換しないでおくと膣内で細菌が繁殖しやすくなるので清潔に。
男の僕からしたら、初めて使うにはちょっと怖いかも。ならナプキンの方が簡単そうだなぁ、と。男目線の男意見なのでなんの価値もない意見ですが。
おりものシート
これ、僕の妻がいつも装着してるのを見てます。
生理前とか、生理終わりかけとか、比較的経血の出る量が多くないだろう、という日につけておくと安心なのだとか。
お相撲さんが四股踏むみたいに、パーン! パーン! って音たてながら僕の妻はつけてます。迫力満点。
あと当然おりものを防ぐ役目もあります。主目的はコレなので、あまり血の量が多い時には向かないみたいです。
おりものについて
一瞬だけ寄り道しますが、おりものってなんだよ? と思っている方も多いかと思いますのでご説明。
案外認知されていないような気がしますが、このおりものも女性の大きな苦労の一つ。
そもそもおりものを見たことがないという方に説明します。
僕はある日、妻がワイルドに風呂上り裸で部屋を歩き回っている際に、あそこからナンカ出たのを見てしまいました。
それはまるでツバのような、豆乳のような、粘り気のあるっぽいナニカ。
「お、おい嫁よ、今何か出たぞ!」
「え? あーおりものか。見てんじゃねぇよ恥ずかしい」
(いやまずパンツ履いてくれ頼むから)
マジで心底、彼女、または奥さんのあそこから出るおりものは見ない方が良い気がします。なんというか、すごく「ゲンジツ!」 って感じです。
それはマジで見たくないかも
でもそういうのがあるっていうのは知っといてよ。
早漏童貞には到底想像できないだろうけどねぇ
排卵期、つまり生理が近づくにつれて出る頻度はあがるようですが、僕の妻は毎日少量出る恐れがあるみたいで、上に書いたようにおりものシートを年中愛用してます。
これも個人差があるようですが、僕の妻曰く、
「とんでもなく濃いやつとか臭いおりものが出た時はマジで病院行った方がいいんだよ」
だそう。性病だとかほかの病気を察知するきっかけにもなるみたいです。
恥ずかしがらず素直に病院行く。これなかなかできそうでできないんだよね。でも先生も慣れてるから、無駄に恥ずかしがる必要ないンだけどね
生理用ショーツ
セクシーなパンツではなく、ちょっとダボっとした感じの、生理用ナプキンを入れるポケットがついているのが特徴の生理用ショーツ。
男からしたら見分けつきませんし、ちょっとダボダボ系パンツが好みの子なのかな? ぐらいにしか思わないと思います。
セクシーパンツに比べて、やっぱり安心感は断然違うのだとか。
因みに僕の妻、持っているパンツがすべて生理用ショーツです。どうせどれ履いてても生理来る時は来るから、全部生理用ショーツでいんじゃね? とある日悟ったそうです。さすが!
言われるまで気づきませんでしたし、言われたところでセクシーパンツ履いてぇぇ! とも思いません。慣れればそんなものでしょう。
月経カップ
徐々に日本でもブームになりつつあるというのがこの月経カップ。
諸外国では人気が出まくっているようですが、僕なんかも存在すら知りませんでしたので日本ではまだここからといったところでしょうか。
しかしどうやら僕の妻も「かなり気になってる」とのことです。
私もめっちゃ気にはなるけどまだ様子見中。超絶便利って言う人もいたけど入れる系がちょと苦手でねー
使い方は、名前のように膣内に挿入して開くカップ型で、ナプキンよりも替える頻度は少なく済みます。
また、最大の利点が洗って繰り返し使える点で、最初の購入金額は高いのですが結果的には全然安く済むのだそう。
さらに蒸れたりかゆくなったりするナプキン特有の症状も、膣内でカップに経血を溜める仕組みの為にほとんどないのだとか。
ただ、最初は挿入するのに慣れが必要だったり、油断すると漏れる可能性もあるようなので、不慣れな内はナプキンと一緒に使うと良いかと思います。
布ナプキン
コンビニで売っているような生理用ナプキンは基本的に化学繊維でできています(綿100%を売りにしている商品など、種類によってはその限りではありませんが)。
その為、デリケートゾーンのかゆみや、独特の臭いが発生することがあります。
化学繊維のナプキン使用によるかゆみはかなり多くの女性が悩んでいることのようで、そういった心配がない布ナプキンをあえて選ぶ方もいるそうです。
特にそのかゆみなどの程度によってはどうしても布ナプキンしか使えない、という方もいるでしょう。
他には、通気性が良い、洗って清潔に使える、多い時にも安心な厚みなどなど、メリットはかなりあるようです。
ただ、僕の妻の情報では、「使ってる人は少ないンじゃないかなぁ」とのこと。
生理用ナプキン
最も使用率が高いと言われているのがナプキン。
男が言葉で理解する為に説明するとしたら、小さ目のオムツです。
つけかたは、下着と股との間に挟み込むように装着します。
やはり膣内に挿入するタンポンに比べると、その手軽さから人気があるようですね。
因みに、男女共用トイレや、女子トイレの隅っこに設置されている小さなゴミ箱のようなもの。あれって何だか知ってました?
サニタリーボックスと呼ばれるもので、主に使用済みの生理用品を捨てる為に置いてあるのです。そのままトイレに流しちゃうと詰まったりしますからね。
ナプキンにも種類があるんだヨ!
男性がナプキンでまず思い出すのは、やはりテレビのCMではないでしょうか?
重い日用とか、夜用とか、羽つきとかとか。
でも何のことなのかさっぱりですよね。いや、このブログを少しでも読んでくれた方ならちょっとピンと来るかも。
重い日用というのは、当然生理の重い日、つまりは経血の量が多い日を指します。
とすると、当然生理用ナプキンも、より血を吸収する為に厚めになるわけです。
また、夜用も寝ている途中での寝返りなどにも対応するために、厚めに設定されていることがほとんどで、さらに縦方向の長さも長くなっています。
これも寝返りを打った時に漏れないように、などの理由からですね。
そして羽の有無。

左のおりものシートは、ご覧のようにシンプルな構造なので、サッと付け替えできます。羽なしナプキンも似たような構造ですが、もっと厚みがあり、画像右の羽つきナプキンから本当に羽だけを取った形状、厚み、長さです。
右の羽つきは、羽部分をくるっと巻き込んで装着できるので、時間はかかりますがとにかく漏れにくく安心度が高いです。
となると、やはり人気なのは圧倒的に羽つき。多少面倒でも、漏れちゃって血が滲み出ちゃうよりは遥かにマシ。
これは男の僕がちょっと想像してみるだけでも頷ける道理です。
僕の妻も、羽なしで横モレして大恥かいた経験から、二度と羽なしは買わん、とまで言い切っています。
当然、これは僕の妻の意見です。良し悪しはそれぞれにあることはお忘れなく。
なんだか……色々大変なんだねぇ女の子は
ま、その程度だよね。あんたぐらいの男の感想なんて
いや、本当に大変だぁ、って思ってるんだよ?
いいのいいの、それで。知っておいてくれてるだけでありがたい時もあるから
まとめ
少しは生理用品、そしてナプキンの事はわかっていただけたでしょうか?
やはりですね、一番の問題は、ナプキンや生理などの単語が、そもそも口に出しちゃいけない卑猥な言葉な気がする――そんな思い込み、風潮にある気がします。
だからと言って連呼していい言葉でもないですし、気を使われるべき言葉であるのは間違いないですが、必要以上に覆い隠す必要はないですよね。
「おいナプキン買ってこい」
「え、重いヤツ? 羽ありだっけ?」
「いつも重くて羽生えてるだろうがいい加減覚えろ」
と、僕と妻の会話のようにノンデリカシーな域はそれはそれでどうかと思いますが、自然に男性側も生理用品にまで気が回るようになる――そのぐらいになれば、男性と女性はもっとうまく生きていけるような気がしませんか?