憑き物と生理(月経)がどう考えても関係あると思う理由

憑き物と月のもの

生理(月経)は、月経と呼ぶのが正式であるように月という漢字とは何かと縁が深いものです。

僕は以前このようなツイートをしました。

月のもの、とまで呼ばれていた生理が、憑き物と関係ないわけない。

そう思ったのは、ただ単に読み方が同じであるだけではもちろんありません。

今回はちょっとオカルトというか民俗学的というか小難しい話になりますが、生理と憑き物の関係についてのお話。

憑き物ってそもそも何?

憑き物が何かがわからないと話も進めようがないので、簡単にご説明。

憑き物というのは、要は憑依のことです。とりついちゃうやつ。

妖怪的でもあり、また民間信仰的でもあり、またまた結構センシティブな分野であったりもします(憑き物が迫害を伴った事例が多く存在する為)。

具体的には、動物や神様や死霊や生霊などが生きている人間にとりついて精神をおかしくしちゃうような怪異ですね。

おそらく分野的には民俗学に属するのかと思われます。

全国各地の風土・風習や民間信仰などを研究する分野です。

そのような現象が実際にあったかどうかは別として、そのような信仰や伝承は確かに存在しており、全国に様々な「憑き物」の話があります。

ツキモノという読みが無関係なわけない件

日本語で読みが同じものというのは、語源や由来を遡っていくとわずかなりとも関連しているものが多いです。

全く無関係なように思えても、案外接点がどこかであったりするものなのです。

そして生理。

古くから「月」と関連付けられ、オシャレに呼ばれてきました。

月のさわりだとか、月のものだとか。

ツキノモノとまで呼ばれた生理が、ツキモノと無関係なわけないでしょうに!

という理屈からふと調べてみようと思ったのですが……。

これが全然関連性が見つけられないのです。

それこそ民俗学と言えばの柳田國男先生やらがさらっと月経との関係とか指摘してるんじゃないかなぁ、と思ったのですが見つからず(もっと著書読みこめば書いてあるのかも知れませんが)。

ネットで調べてみても見つからず。

でもちょっと待って下さい。

憑き物ってまんまPMS(月経前症候群)じゃないですか?

PMS(月経前症候群)はいつからいつまでなのか? 男性はどう対応したらよいのか? 

憑き物が生理前とかぶる理由

PMSが起こるのは生理前。

生理前と憑き物がかぶる理由というのは何なのか、ちょっと説明します。

憑いた状態というのは、

別人のようになったり←まんまPMSのイライラでは?

とんでもない量のご飯を食べたり←妊娠に備える黄体期ですねわかります。

鬱のようになったり←ちょっと悪性なのでPMDDの可能性

です。

もちろん、憑き物は上述の通り全国にあり、もっとエグい伝承を伴って伝わっているものも多く、今3つ挙げたのはあくまでも一例です。

深く民間伝承をここで書くのは流石にちょっと脱線し過ぎちゃうので省きますが、ともあれ憑き物の「違う人格になる」ような現象も、「精神異常を来たす」という基本的な特徴も、やはり生理前のソレとかぶる気がしてならないのです。

生理が憑き物と呼ばれた理由推測

ここからは勝手な推測です。

今よりずっと古い時代、出産する回数も多かった女性達は基本的に現代に比べて生理の回数は少なかったと言われています。

そんな時代ですから、生理が重い女性や、生理前のイライラがひどい女性などは「理解できないもの」だったのではないでしょうか?

特に男性にとっては、今以上にその現象に個人差があることなどの知識がなかった可能性は高いです。

故に生理が重い女性が「理解できない」ものになってしまった。

特に、男性にとっても察知しやすい生理前のイライラは、現代でも人格が変わったようになってしまう女性もいますので、余計不思議なものに映ったに違いありません。

「〇〇〇の家の娘はよく別人みたいになっちまう」

と噂が立ったかも知れません。

その時代には「憑く」という言葉はなかったかも知れません。

しかし生理を「月のもの」とは呼んでいました。

男性にはそれが生理前の現象であることなど気付きもしませんから、恐らく女性同士が、

「あれはきっと月のものでなってるんじゃない?」

と噂するようになります。

そしていつしかそれは「ツキモノ」と呼ばれるようになったのです。

みたいな。

まとめ

憑き物と生理の関係、ここまで書いてきましたが、やはり説得力には乏しいですね。

憑き物は調べれば調べるほどに奥が深く、また闇も深いです。

全部が全部生理と関係あるとは思えませんが、同時多発的に全国で広まった憑依的ナニカの中に、生理を元にしたものがもしかしたらあった可能性はゼロではないでしょう。

僕は専門家ではないので深く切り込めないのが悲しいところですが、もしかしたら生理(月経)を主軸に置いて憑き物を研究したら何かしら新しい物が見えてきたり……しませんかね。

少しオカルトな話になってしまいましたが、生理と民俗学とか古典とか神話とかも、調べてみるときっともっと興味深い事はあるのでしょうし、それこそ今こうして生理が隠されてきた理由なんかももっと見えてくるのでしょう。

少しずつでも、踏み込んでみたいと思う今日この頃。

以上、お読み頂きありがとうございました。

※最後に、もう既に月経と憑き物について深く研究していらっしゃる学者さんがいるのであれば申し訳ないです。