「生理バッジが気持ち悪い」の件で生理ムーブメントはそうじゃないと思った話

始めの一歩

昨今話題になっている、大丸梅田のmichi kake(ミチカケ)という売り場。

女性の為の売り場なようで、漢方、サプリなどに加えて下着やコスメなんかも扱っている女性に嬉しいものだらけの売り場なようですが、そこで働く女性店員さん達が「生理バッジ」なるものを付けているのです。

「生理中です」

などと書かれているわけではなく、生理ちゃんの絵で生理中がわかるようになっているようです。

※↓漫画の生理ちゃん

試験的にやっているだけなようですが、賛否両論……っていうか賛成意見を見かけない状況。

お店側も賛否あること覚悟の上での試験運用だったようですが、ここまで批判ばかり集まることまで想定していたのかどうかは謎です。

しかし、僕はとても意味のある事だと思いました。

生理バッジに批判集中は仕方ない

じゃあなんでそんなに批判されるのかっていうと、超私事である生理を他者にオープンにする意味はあるのか? というところでしょう。

このブログでも耳にタコが出来て泳いで行っちゃうぐらい何回も書いてますが、生理は個人差がハンパないです

だからこそ男の僕が生理について調べて記事を書いている時も度々悩まされるわけですし、男に真の理解はムリ、って思う理由でもあります。

で、生理が個人差ハンパないということは、女性達の間でも全然違う症状だったり重さだったりするわけです。

極端に書けば、女性同士ですら理解し合えない事が多々あるということ。

僕の妻も、めっちゃ生理軽い人と重い人とだと、違う生き物か、ってぐらい生理について分かり合えない――と言ってました。

であるのに、生理バッジでアピールすることで一体何ができるのか?

なんていうか、押しつけ感を感じちゃいます。

生理へのイメージを変える為に必要なこと

この生理バッジは、ニュースでも取り上げられてますよね。

当然、男性をターゲットにした売り場ではないので、男性の反応なんて気にしていないかも知れません。

正直な予想をすれば、男性でこのニュースに興味を持つ人はかなり少ないのではないかと思います。

「生理バッジで批判集中? めちゃくちゃどうでもいいわ」

って思う人の方が多いだろうなと。

それを悪い事だとは全く思いません。

僕もこのブログやってなければ、めちゃくちゃ興味なかったと思いますので。

つまりそれほどに、「生理」が男性にも理解されるのは絶望的な程に遠く険しい道のりだってことだと思っています。

そしてこのブログの一貫したテーマ、

生理を知っておけば女性ともっと良い関係を築ける。その為にめちゃくちゃ詳しくなる必要なんて全くなくて、最低限の知識と理解があるだけでいい

っていうのはマジだと今も思っています。

僕の勝手な考えでは、女性からの押し付け的生理アピールなんて必要なわけなくて、男性の知識と理解が必要。

その為に、社会全体で生理への雰囲気を変えていくことこそ肝要かと思います。

で、おそらくこの生理バッジを考えた方々もそんなことはわかっていて、批判があることもわかっていたと思います。

それでもやったのはなぜか?

生理に対するイメージを男女双方に対して変えていくには荒療治が必要であることを理解していたからなのではないでしょうか?

生理(月経)はタブー視すらされていたのです。もちろん、一部では今でも。

それを払拭するのはかなり大変です。

その為の一つの行動という意味で、僕は素晴らしい試みだと思います。

「そうじゃないんだよ」

と生理バッジに対して思った方は沢山いると思うのですが、

現状維持ではなく生理の社会的な理解を変えていく為に何かするとしたらじゃあどうしたらいいの?

と問われたらきっと言葉に詰まってしまうはず。

現状維持がそりゃ簡単。

でもそこを抜け出そうとした行動と考えたら、偉大な試みだと僕は思えてくるのです。どうやったって誰かには叩かれるわけですし。

生理用品のパッケージ考えようぜ、ってやってるソフィの企画も同じです。

偉大です。

最近話題になっている、生理用品のパッケージを新しくしようぜみたいなプロジェクト、ご存知でしょうか? #NoBagForMeプ...

男女にとっての生理理解への第一歩になる……といいなぁ

この記事は特に勉強する為の記事でもなく、便利な「僕の汚物入れ」カテゴリーにぶち込むつもりの記事なので正直に書きますが、

生理のムーブメントなんていらないし、できない

と思います。

そうじゃなくて、

男性が少しの知識と生理への理解を持てるようなナニカ

があれば十分なことだと思います。

それこそが必要なムーブメント!

それがたぶんめちゃくちゃ難しいことなんですけど。

僕がこうしてやっている生理ブログも、きっと後者の動きの一つ……だと思ってやってます。

むしろそれだけに特化したつもりのブログなわけで。

生理バッジは何かを変えたい、起こしたい、っていう気持ちからの実験だったのでしょうが、たぶん皆が求めるのはそういうことじゃなかったのです。

って言ってもこの生理という女性特有の現象は、個人差ありすぎるせいで「皆が求めるもの」なんて無さそうな気もします

僕の妻が言ってましたが、生理って自分だけのものでしかない。

隣の女性は違う生理が来てる。

軽い人に重い人の悩みやツラさはわからない。

女性同士ですらそうなのに、男女ひっくるめて生理を理解する日は果たしてくるのか?

生理をオープンに、と思う女性がいる反面、生理は隠しておくままで良い、と思う女性もいる。

これはもうどうしよう。

もうわからないので、みかん食べましょう。

前記事でみかんのこと書いたので、その画像使い回しです。

今のスマホってほんとすごいですよね。適当に撮った写真もすごく鮮明に撮れてる。

愛媛のみかん。酸味もそこそこあってよい具合。

寒くなってくると、恋しくなる果物がみかんです。 こたつに入りながら渋めの緑茶とおせんべいとみかん。 日本の冬、って感じ...

閑話休題。

――ただ、もしかしたら何人かの男性は、この件をきっかけに生理をちゃんと調べたりしたかも知れません。

男性の生理への第一歩になったかも知れない、と考えれば、この生理バッジニュースは大いに意味はあったと思います。

それに、今年は確実に「生理」という言葉を様々なメディアで特によく耳にする気がします。

男性だけじゃなく、男女揃って「生理」への見方・考え方を変えるまたとないチャンスが来ている気がします。

男女揃って、っていうのがすごく大事だと思います。

女性も変わっていかねば男性だって変われません。

お互いが同時に変わっていくことこそ肝要。

そういう意味でも、今回の生理バッジ騒動を僕は「話題になるような行動起こした」という意味でのみ、素晴らしいことじゃないか、と思いました。

始めの一歩は勇気がいるね、というお話でした。