生理用品メーカーとブランドって何が有名で何が人気? 男の知らない生理用品の世界

主要メーカーと生理用品ブランド

なかなか男性だと興味も湧き難く、また知る機会も少ない生理用品の世界。

どんなメーカーが、どんなブランドを展開しているのか?

勉強してみると、これが意外と面白いのです。

え、あの会社も生理用品作ってるの?

とか、

そんな歴史があったのか!

などですね。

この記事では、生理用品の使い心地などを比較するような内容ではなく、あくまでもメーカーとブランドに焦点を当てた、男性でも興味を持ちやすい内容になっていますので、ぜひ生理用品への知識を深めるきっかけにお読みください。

彼女に頼まれでもしない限りは自分から生理用品を眺める機会なんてないもんなぁ

そりゃそうだし、それ以外の目的で眺められても気持ち悪いから

生理用品とは何を指す?

生理用品とは、正確に言えば生理処理用品(せいりしょりようひん)です。

女性の生理時における経血処理の為の商品を指します。

大きく分けて、ナプキンとタンポンがあります。

生理やPMS以上に語られる事の少ない生理用ナプキンの話。 男でも知っておくべきナプキンの知識。
なんとなくのイメージですが、男性にとって生理用品の中でもナプキンよりもタンポンの方が更に「恥ずかしい」と思ってしまっているのではな...

最近では新たな生理用品も開発されており、有名なところですと月経カップなどでしょうか。

日本国内での生理用品の歴史は、過去にざっくりとまとめた記事もあるので興味がある方はご覧ください。

昨今の女性の活躍と躍進をひっそりと陰から支え続けてきた生理用品達。 女性ならばともかく、男性はどうしてもなかなか興味が湧きづ...

生理用品の歴史記事でも書いたように、ナプキンのパイオニアでありかつ生理用品へのイメージを一変させたのがアンネ社のアンネナプキン。

現在ではアンネ社は存在していませんが、生理用品の歴史を語る上では決して外せない存在です。

――では、早速現代での生理用品メーカーとブランドを見ていきましょう。

最王手メーカー、ユニ・チャームが販売する『ソフィ』シリーズ

まず生理用品メーカーで外せないのがユニ・チャームです。

先に紹介した生理用品の歴史記事でも、早い段階でアンネ社のライバルとして進出し、最終的には追い抜いて独走するという生理用品業界でのやり手です。

会社創業者である高原慶一朗氏は初めは建材を売る商売をしていました。

しかしわずか2年後には生理用品製造に方向転換(このきっかけとなったのがアンネ社がアンネナプキンをヒットさせた、いわば生理用品業界での「革命」です)。

ユニ・チャームを有名にしたナプキンは、1976年に発売されたチャームナップミニ。

当時は厚手のナプキンが多かった中で、CMで研ナオコさんに「まだお厚いのがお好き?とちょっと挑戦的なフレーズを言わせ流行語にも。

今でもチャームナップシリーズは残っていますが、生理時ではなく主に尿漏れなどに対する商品として残っています。

そしてなんと言ってもユニ・チャームと言えば『ソフィ』シリーズでしょう。

『ソフィ』が初めて販売されたのが、1982年の事。

実に30年以上も前から売られていたのですね。

今でも『ソフィ』は生理用品の中でも最も売れているシリーズで、CMもよく見るかと思います。

また、女性の中には『センターイン』シリーズを好んで使っている方もいるでしょう。

こちらは資生堂グループが販売していたものを、譲受したシリーズ。

他にも、かつてアンネ社が販売していた『エルディタンポン』も、アンネ社を吸収合併したライオンから譲受されています。

このように、様々な商品を譲受し、生理用品市場では最強のユニ・チャーム。

老舗の強さここに極まる、と言ったところでしょうか。

因みに、今現在ちょっと話題になっている『#NoBagForMe』プロジェクト

これもソフィの企画です。ユニ・チャームは生理用品で生き抜いてきた企業の筆頭ですから、流石どんどん面白くて何かを変えそうな企画をやってくれますね。

ソフィのナプキンにはお世話になってるけど、ユニチャームっていうメーカーまでは考えたことなかった

僕は割とそういうの調べるの好きだから、知ってたよ

なんであんたが知ってんのよ怖いわ

花王がさらなる革命を起こした『ロリエ』シリーズ

1887年に日本橋馬喰町にて長瀬富郎が創業者として産声を上げたのが現在の花王の前身のお店(長瀬商店)。

現在でも花王と言えば石鹸や洗剤などを思い浮かべる方が多いかと思いますが、長瀬商店時代のスタートも石鹸から。

当時品質の悪かった石鹸を、「国産で良い石鹸でみんなを笑顔にしよう」という思いから変えていったのが長瀬商店で、花王公式サイトには花王の由来が、

顔も洗える石鹸

のカオから来ていることが書かれています。

英語表記のロゴも、よく考えたら「kaoo」でも「kaou」でもなくて「kao」ですからね。カオですね。

そんな花王が生理用品業界に乗り込んだのは1978年のこと。

当時はすでにユニ・チャームが勢いよくトップに君臨している時代でしたが、花王は高吸収性ポリマーを採用したナプキンで革命を起こします

それが、現在でも人気のナプキンブランドである『ロリエ』です。

いまいちピンと来ないかとは思いますが、とにかく花王が採用した高吸収性ポリマーにより、従来の生理用品をずっと薄型化し、かつ漏れにくくすることが出来るようになったのです。

これは生理用品のみならずオムツ業界にも大きな影響を及ぼし、漏れにくく軽い、という商品が加速度的に進化するきっかけとなりました。

やはり高吸収性ポリマーのパイオニアなだけあって、現在販売されている商品でも吸収力においては評判が良いのだとか。

ところでこの『ロリエ』という名前。

スパイスとしてのローリエと同じで、月桂樹のことです(ローリエは月桂樹の葉)。

月経と月桂樹を掛けたのであろうことは容易に想像できますし、絶対にそういう意図はあったと思うのですが、公式での発表ではない模様。

でもこれは確信犯。

また、この日本で普通に暮らすにあたり、花王の商品にはどうしたってお世話になります。

洗剤のアタック、ワキには8×4、食器にキュキュット、お風呂でバブ、健康的にヘルシア、臭いにリセッシュと、まぁそりゃもう花王ですから、有名商品だらけなのは当然で、超大企業です。

因みに、ナプキンやタンポンではありませんが、サニタリーショーツでも評判が良く、種類も豊富なのでオススメしておきます。

紙のスペシャリスト大王製紙が販売する『エリス』シリーズ

戦前から和紙作りをメインに設立された大王製紙。

四国で誕生したこの企業の最も有名な商品と言えば、エリエールでしょう。

一度はトイレで目撃したことがあるでしょうし、部屋に置いている箱ティッシュがエリエールだという方もいるかと思います。

そんな紙を愛する大王製紙が生理用ナプキンを販売し始めたのは1982年。

当時はここまで紹介してきたユニ・チャームの『ソフィ』も、花王の『ロリエ』も販売されています。

一体大王製紙はどのような販売戦略で戦ったかと言うと、「低年齢層狙い撃ち作戦」です。

比較的若い世代をピンポイントで狙う作戦が成功し、今日まで残る生理用品ブランドとして生き続けています。

この記事を書いている2019年11月現在、有村架純さんと松本穂香さんが『エリス』シリーズのCMに出てますよね。

また、肌触りの良さを追求しまくった製品作りでも他のナプキンを牽引してきた『エリス』シリーズ。

そのあたりにもやはり製紙業スタートだからこその匠の業があるのかも知れません。

あ、うちのトイレットペーパーエリエールだわ

お、僕も……ごめんクリネックスだった

おい。そこはうまく言えよ

エコな理念でファンが多いG-Placeが販売する『ナチュラムーン』シリーズ

超大手三社は上記の通りですが、ここからはオーガニック系ナプキンで人気なメーカー・ブランドをご紹介したいと思います。

まずは高吸収性ポリマーを一切使用していない、綿状パルプ(紙の原料です)使用で化学繊維がちょっとイヤな方に愛されているのが『ナチュラムーン』シリーズです。

高吸収性ポリマーは、劇的にナプキンの吸収力などを進化させた反面、やはり化学物質使用の為かぶれなどを気にする方やそもそも化学物質自体を苦手とする方にとっては使いにくい商品。

布ナプキンの心地よさ」を目指して開発されたと公式サイトにも書かれている『ナチュラムーン』シリーズは、まさにそのような女性を救うべく誕生しました。

販売されたのが2011年からとまだ歴史こそ短いものの、評判は口コミで広まり現在は知る人ぞ知るナプキンとして人気なようです。

かぶれや痒みで悩んでいる女性には試してみる価値のある製品かもしれません。

名前と見た目が直球の『オーガニックコットンナプキン』シリーズを手掛けるコットンラボ

可愛いウサギさんの顔が描かれた、オーガニック感溢れるパッケージ、男性でも一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?

『オーガニックコットンナプキン』も、もちろん高吸収性ポリマーなどは使用していません。

何よりもそのストレートな名前とデザイン、まずはご覧あれ。

かあいいでしょ?

販売元のコットンラボは、丸三産業と白元とが共同出資して設立された会社で、丸三産業という会社は1970年から生理用品製造に携わっている老舗。

なんとなぁく新しい雰囲気漂う 『オーガニックコットンナプキン』 ですが、結構開発元は歴史があるのです。

特にコットン分野では強い丸三産業ですから、このようなオーガニックなナプキンも作れたのでしょう。

余談ですが、僕の妻もかつてこのナプキンをずっと使っていたそうです。

ただ、お店によっては売っていない事も多いそうで。

今は違うな高吸収性ポリマー入りのナプキンに変えたようなのですが、明らかにかゆくなる頻度が上がったそうです。

オーガニックは凄いのです。

ただし、漏れやすいのも指摘していました。

一長一短ですね。難しい。

究極のエコであり着け心地も最高な布ナプキン

昨今、布ナプキンの人気も上がっているようです。

毎日使うナプキンやタンポン、それに使われる環境資源というものは計り知れず、環境へ配慮するなら布ナプキンという選択はまず考えるべきなのでしょう。

男性も、布ナプキンを一緒に洗ってあげることで生理への理解がより深まりますからね!

女性特有の現象である生理(月経)は、女性からすれば当然長い間連れ添ってきているわけで色々とわかっています。 男性が生理を理解...

加えて、女性自身も生理への意識が変わるケースが少なくないようです。

ただ毎日イヤだなぁ、と思っていた生理をもっと受け入れるきっかけになる事もあるのだとか。

布ナプキンも一度は試してみる価値あるかも?

布ナプキンって履き心地はいいんだけど、やっぱり洗うのが面倒になっちゃうんだよね

本当に一長一短でむずかしいものだね生理用品は

まとめ

かなり奥深い生理用品の世界、ご堪能いただけたでしょうか?

男性にはなかなか関わる機会の少ない製品ばかりですが、知っておけば万が一のおつかいにも困りません。

特に、高吸収性ポリマー使用の生理用品とオーガニックな生理用品との違いはかなり大きいので覚えておいた方が良いかと思います。

では最後に、ここまで読んでくれた男性に花王より販売されている男性向け製品をご紹介。

ここだけの話、僕ちょっとたまにピョロ漏らししちゃうことがありましてですね。

流石花王さん、わかってらっしゃる。

以上、お読み頂きありがとうございました。